こんにちは、Yutakaです。
開放感のある露天風呂をお探しでしょうか?
今回は大分県別府市の「明礬温泉」にある「湯の里」を紹介します。
「湯の里」の露天風呂は硫黄の香りが漂う明礬温泉エリアの中でも高台の位置にあり、開放感あふれる抜群のロケーションに誰もが圧倒される温泉です。
そして、しっかりとした硫黄の香りと白い濁り湯で、鼻からも目からも、そして全身で「これぞ温泉!」を満喫することができます。
また、お土産店やレストラン、食べ歩きも充実していますので観光の拠点としても大変優秀です。
私も数十回は訪れている、超おすすめ温泉のひとつです。
それでは「湯の里」を紹介していきますので、どうぞご覧ください!
明礬温泉「湯の里」はこんな人にオススメ!
・開放感ある露天風呂に入りたい
・濁り湯が好き
・お肌トラブル(アトピーなど)に悩んでいる
・THE・温泉のような濁り湯と硫黄の香りを楽しみたい
・お土産や食べ歩きも合わせて楽しみたい
・とにかくスカッとしたい!!
明礬温泉「湯の里」には露天風呂と家族風呂がある
「湯の里」は露天風呂と家族風呂がそれぞれ別にあり、家族風呂は売店の方で受付で建屋も近くにありますが、露天風呂は約200m先の高台にあります。
今回は露天風呂へ向かいます(家族風呂の紹介はまたの機会に!)。
階段を歩いて上っていくか、専用の駐車場まで車で上っていきましょう。
露天風呂の受付コーナーに券売機があるので入浴券を購入します。
露天風呂の設備:ドライヤーはあり、シャワーなし、シャンプー類は持参を
露天風呂の脱衣所にはドライヤーは設置しています。
しかし浴場のシャンプー類については、シャンプーはなくボディーソープのみ設置されており、ボディソープもよくあるお手頃感なものなので、身体を洗いたい方は別の温泉で洗うようにしましょう。ただ、「湯の里」の湯上り後に全力で身体を洗うのはせっかくの温泉成分が流れてしまってもったいないので、洗う方はほどほどがいいかもしれませんね。
また、シャワーはなく、お湯と水のそれぞれの蛇口で温度調整をしながら洗面器に注ぐか、洗面器で湯船のお湯を使うか、といったスタイルです。
キレイな設備を求めると物足りなさを感じますが、田舎の温泉を五感で味わうと思えばかなりいい味が出てますよ!
露天風呂~絶景!開放感が抜群の濁り湯~
脱衣所を出ると、すでにそこは露天風呂!抜群の見晴らしと開放感が迎えてくれます。
ゴツゴツ岩の露天風呂には硫黄の香りと濁り湯が満たされており「これぞ温泉」と象徴するかのような光景が広がり、入る前に見た瞬間からワクワクが高まりますよ!
いざ入浴すると、濁り湯に身体が包まれていき目の間に迫るお湯からは鼻と身体の中へ硫黄の香りが直通で入ってきます!
そして空を見上げると、大きな青空と雲が視界を独占していきます。
また、立ち上がると高速道路の大きなアーチ橋や別府の街並み、美しいカーブを描く別府湾までも眺めることができます。まさに絶景!
この抜群のロケーションを前に日頃の喧騒や悩みを忘れることができない人はいるのか、というほどの露天風呂で、まさに五感で地球の恵みを味わうことができます。
※実際に入浴する際は手前のかかり湯でしっかり身体を慣らして、濁り湯で見えない足元には十分注意しましょう。
内湯~落ち着きのある空間~
内湯は脱衣所のすぐ向かい側の小さな建屋にあり、建屋・湯船ともに木と石との組み合わせで、オレンジ色の照明が落ち着いた空間を造り出しています。
湯船は露天風呂に比べるとコンパクトで、広すぎないサイズ感にこれまた心地よさを感じられます。
お湯は露天風呂と比べると透明であることが多く、物足りなさを感じる人もいるかもしれませんが硫黄の香りは健在で、そしてなにより透明であることは酸化していない新鮮なお湯であることの証です!
湯船の端に設置されている蛇口から新しいお湯が注ぎ込まれ、コンパクトな湯船であるがゆえにお湯がどんどん外に流れていくことから、新鮮なお湯で満たされているのでしょうね!
(酸化することで成分の分子の構造が変わり、それが光に反射することで濁り湯となる)
蛇口にはあつあつの源泉と、水とがあるので温度調整をしながら入浴できるのも嬉しいポイントです。
※温度も人によって好みがあるので周りの人に配慮しながら温度調節をしましょう。
泉質:「酸性・含硫黄ー単純温泉」
「湯の里」の泉質は「酸性・含硫黄ー単純温泉」です。
ph値「2.3」の強い酸性のお湯は、お肌の角質を思い切り洗い流したり抗菌力があったりと、アトピーなどのお肌トラブルにも効果が期待できる温泉です。
また、硫黄系の成分も「硫黄泉」を名乗る基準の約3倍以上含まれており、香りで感じられる通りのしっかりとした硫黄泉です。
さらに、美肌成分と名高い「メタケイ酸」も1kgあたり50mg以上で美肌効果が期待されるところ、約160mgも含まれている美肌湯でもあります。
お湯の中で身体をさすると、さっぱりつるつるとした感覚を味わうことができますが、湯上りの乾燥に注意して、少し山を下ったところの鉄輪温泉(塩化物泉)や化粧水等でケアを心掛けると、抜群の肌ツヤを発揮できますよ。
強い酸性かつ硫黄の温泉は肌への効き目は抜群ですが、刺激は強めにつき肌が弱い人は調子に合わせての入浴と、必要に応じて湯上りには水で洗い流したり、しっかりとお湯をふき取ったりしましょう。
また、アクセサリー類は変色してしまうので必ず外して入浴しましょう。
明礬温泉「湯の里」はお土産やレストラン、食べ歩きも充実した観光の拠点
お土産はオリジナルの入浴剤「湯の花」やコスメグッズなどが充実
「湯の里」は入浴剤である特産品「湯の花」を生産しており、その生産している小屋の見学もすることができます。
また、その「湯の花」を活用したシャンプー類、化粧水、保湿ジェルなどのコスメグッズの販売もしており、お土産や自宅用として買って帰るのもいいですね。
ちなみに私は、湯の花ジェルをここ数年愛用しております。秋から冬にかけて乾燥する肌にしっとり馴染んでくれるのでおすすめですよ!
地獄蒸し料理~卵、ちまき、とうもろこし、プリンは絶品~
「湯の里」は地獄蒸しの営業をしており、専用の窯に食材を入れて温泉蒸気で蒸したものを食べることができます。
卵、ちまき、とうもろこし、さつまいも、プリンなど、ラインナップは普通の食材ですが、これがとんでもなく美味しくて記憶に残る絶品ですので、いくつか紹介していきます。
地獄蒸し「卵」
温泉といえば「温泉卵」を連想する方も多いと思います。
しかしこの明礬温泉はお湯が強い酸性で、お湯に卵を入れると殻が溶けてしまうとのことで温泉蒸気で蒸しています。
この温泉蒸気で蒸した卵は一見ゆで卵のように見えますが、いざ殻をむいてみると茶色に変色しています。
そして食べてみると、これは本当に卵か!?と疑いたくなるような、濃密な香りとジューシーな味わいが口の中に一気に広がります。卵なのにジューシーという表現がピッタリな記憶に残る美味しさです!塩との相性も◎です。
1つ50円とかなりお手頃価格なので、訪れた際はぜひ1つ食べてみてください!
地獄蒸し「ちまき」
「ちまき」を日常の中で食べる機会は少ないと思います。
観光のついでに非日常なつまみ食いをしてはいかがでしょうか。
竹の葉におこわがくるまれて温泉蒸気で蒸しあげたものですが、中のお米とお肉、竹の葉、温泉蒸気、そのすべてがうまくブレンドされて、絶品の香りとともに香ばしい味わいが口の中に広がります!
初めて食べたときは「ちまきはこんなに美味しい食べ物だったのか…!」と衝撃を受けたのを今でも覚えています。
こちらは1つ250円です。ほかの場所ではなかなか食べる機会のない「ちまき」、
個人的には卵を凌ぐほどのおすすめです!
地獄蒸し「とうもろこし」
蒸し料理では比較的よく見られる「とうもろこし」。
温泉蒸気で十分に蒸されたとうもろこしは、端から端までプリップリの食感とイキイキした素材の味が口の中を満たしていきます。
そして、芯までしっかり温まっており、とうもろこしを食べているのに口の中、身体の中まで温まっていくような感覚がしますよ!
とうもろこしは1つ200円。プリプリでホカホカのとうもろこしを豪快にかじってみませんか?
地獄蒸し「プリン」
「湯の里」では地獄蒸しプリンも販売しております。
明礬温泉は地獄蒸しプリンがあちこちのお店で販売しており、それぞれの味がありますが、「湯の里」は比較的お手頃な価格なのに濃厚な味わいは健在というコスパに優れています。
プリンは近くの「岡本屋売店」がとても有名ですが、食べ比べてみるのもいいですね!
1つ230円です。
まとめ
大分県別府市の「明礬温泉」にある「湯の里」について紹介しました。
「湯の里」は高台にある露天風呂で、抜群の開放感のロケーションに加えて温泉を象徴するかのような濁り湯の硫黄泉が満たされており、地球の偉大さを五感で味わうことができる魅力的な温泉です。
また、お土産店やレストラン・食べ歩きも充実した施設で、特に地獄蒸しは明礬温泉ならではの「味力」がぎっしり詰まっていますので、体験しない選択肢はありません!
人生をより充実させる魅力がたっぷりある明礬温泉「湯の里」、ぜひとも訪れてみてください!
アクセス・駐車場
別府ICから 約10分
別府湾スマートICから 約8分
鉄輪温泉から 約10分
別府駅から 約20分
福岡市から 約120分
亀の井バス「地蔵湯前」から 徒歩5分
駐車場:80台(無料)
料金・営業時間
露天風呂 日帰り入浴
大人600円、小児(4歳~小学生)300円
平日 10:00~18:00まで(受付17:00まで)
土日祝 10:00~19:00まで(受付18:00まで)
※天候などにより変更になる場合があります。
※実際に来訪の際はホームページ等を参照してください。
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